水餃子状の食べ物であるが、具はサモサである。
スープ...鰹節だし汁
皮...うどんと同じ強力粉の皮
具...カレー味サモサの具
信じられないことに非常に美味であった。渡辺トモコの行き当たりばったり創作メニューである。彼女によると、方向的にはカレーうどんと同じである。あまり知られていないが、カレーうどんは、カレーにうどんが入ったものではなく、うどん(つゆ+麺)にカレーが入ったものである。うどんの麺をゴハンに入れ替えたものがカレー丼である。一般の家庭では「サモサの具を作り過ぎる」シチュエーションがほぼ皆無なので、ぜひやってみてくださいとは言えませんが、我が家では次回サモサを作る時には具を多めに作って、皮もサモサ用と汁サモサ用の2種類作って、このメニューが現れることは間違いない。
かぶを丸ごと茹でて、火が通ったら刻んだにんにく、しょうゆ、ごま油ほんの少し、こしょうで味をつけて、最後に溶き卵を入れる。片栗粉入りのスープはいつまでも熱く、かぶの中心もかなり熱い。大変にカラダのあたたまるスープである。
こういう、極度にあっさりしたモノばっかり食べて生きていくのがベストなんだとおもいますが、なんでそう思うのかは長くなるしうまく説明できない気がするので書きませんが、まあなかなか大変である。
<一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ>というのがどうも心に引っ掛かっていて、そうしたほうがいいんではないかとどこかで思っている。スープに散らしてあるのはドライパセリである。ドライパセリは「味がない」と常々思っていましたが、自分だけだと恥ずかしいので誰にも言えなかった。しかし渡辺トモコに「味がないよね」と軽い感じで振ってみたら「見た目だけだよ」と言われた。そういうハーブがありなのだと初めて知った。
2週間ほど前に始めたパン夕食が定着してきた。つまり、朝食と昼食は米、夕食はパンである。なぜそうするかというと、ゴハンよりパンのほうが軽いので、夕食を軽くして朝昼食に重心を置く、というバランスのためである。とはいえニッポン人としてはさすがに気持ちに抵抗があって、「夜はゴハンでがっつり食べたいなあ..」「おかずもゴハンに合うものが多いし..」と思いましたが、やってみると意外とすんなり定着した。でもそれは、パンはご飯と違ってビールや焼酎と一緒に食べられる(ゴハンだと相容れない)という理由のような気がする。そういうわけで我が家の食卓にはカボチャの煮物と筑前煮とソバ焼酎とパンが並んでいる。寝るまでに消化が完了し、腹八分の習慣がつき、お酒もおいしく飲めて、「パン夕食」はおすすめです。ライ麦パンには何焼酎が合うか?とかいろいろ突き詰めていきたいです。
冬の間に通販で買ったユスラウメの苗木が、春になって花をつけた。枝もなにも出てこずにいきなり幹から花が咲くとはまさか思わなかった。ユスラウメはなんと「桜梅」と漢字で書く。ぜったいに読めない。初夏にはさくらんぼのような実をつける木になる。デパ地下の生鮮食品売り場で野菜・果物のバイトを半年やったことがある。野菜はつまみ食いしなかったが、果物はこれでもかというくらい食べた。野菜と違って果物は毎週のように種類が変わって飽きることがない。バックヤードでは、傷んだものを捨てて、きれいなものをパッキングして値札を貼り、売り場に出す。並んでいるフルーツのなかにひとつでも傷んでいるものがあると他のも全部が古く見える。ラップがピンと張っていると絶対的においしそうに見えるし、たるんでいるとまずそうに見える。バックヤードでは入荷するまでに傷んだものは躊躇なく捨てた。果物でもっとも傷みやすくて捨てる量が多いのは「桃」であった。必然的に「桃」は浴びるように食べた。たぶん普通の人の一生分くらい食べた。桃の次にはアメリカンチェリーを大量に食べた。アメチェ(八百屋はそう呼んだ)は傷まないので捨てる部分はほとんどないのですが、つまみ食いしやすいサイズであったので、ものすごくたくさん食べた。毎日様々な国から野菜と果物が入荷してきた。南米からはるばるやってきたインゲンマメもあったし、2ヶ月前に収穫されたフィリピンバナナもあった。そんなある日、文字も絵もまったく何も書かれていない段ボール箱が入ってきた。生鮮食品を詰める箱になにも書いていないというのは本来あり得ないことなのですが、それは完全に無地の箱であった。箱をあけるとぎっしり「マツタケ」が入っていた。北朝鮮から北京経由で運ばれてきたマツタケであった。国交なんかなくてもマツタケはやってきた。八百屋のバックヤードは世界の縮図のようであった。
ゴーストライターはある日を境に突然ニクを食べるのをやめた経験を持つ。想像よりはるかに苦痛というか禁断症状というか、そういうのはなかったのですが、吉野家の牛丼を食べられないのは非常に不便であった。外出中におなかがすいて時間と使えるお金があんまりなくて、しかもひとりだと日本人男性は牛丼を食べることが多い。その代わりになるのは(ハンバーガーもNGになったので)蕎麦とかピザですが、「メニューを選ばなくていい」、「数十秒で食事がサーブされる」という使い勝手の良さにおいて牛丼屋にかなうものはない。
ところで疑似ニクである。自然食品屋さんなんかでよく売っている、大豆で作ってある食材で、ニク大好きの人が食べるときっと物足りないですが、大豆だと思って食べると結構味わい深くておいしい。それだけで食べることはありませんが、こんなふうに炒め物にすると完成度高い一品になります。そんなの食べるのならニク食べればいいのに(ニクのほうがちょっと値段も安い)、と言われそうですが、まあそこはなんとなく食べない。写真の「チンジャオロースー」は、イミテーション・ミートをだし汁でもどして、片栗粉をつけて、ピーマンともやしと一緒に炒めて、にんにく、しょうが、酒、しょうゆ、こしょう少々、豆板醤で味付け。
これもT シャツ。登山の心得をイラストにしたものであり、ブランドの趣旨にぴったりである。素材は綿ではなくポリエステル。肌触りがやわらくて、あっという間に乾きそうな優秀なT シャツで、2,400円。この教訓に満ちた感じのイラストの意味を本人に訊いてみたら、「山に余計なものを持ちこんではいけない」という意味だと言われた。「持ち物」が少なければ少ないほど良い、という考えには大賛成である。タヒチの人々は、初めて島に「水道」が出来た時に、だれも蛇口を閉めようとはしなかったそうである。すべてのものは天から無尽蔵に与えられるもので、なにかが無くなったり枯渇したり大切に使ったり、という考え自体がなかったのですね。そういうのとはちょっと違うかもしれませんが、このイラストのカメのように身軽なのがいいとおもう。
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渡辺トモコTシャツ入手しました。綿素材、背中にカエル紋様。市価3,000円。
沼尻ロッジの田部井さんに聞いた話ですが、ふつうアウトドア服メーカーでは綿素材は(とくに100%のものは)使わない。汗が乾かなくてカラダが冷えるからですが、焚火やBBQのときは逆に化繊はダメ―火の粉で穴が開くから―で、綿の服が必要だそうである。
モンベルの綿Tシャツは厚手で丈夫である。
これは白ネギのソテー。白ネギをぶつ切りにして、サラダ油で炒めて、火が通ったらポン酢をかけて出来上がり。大好物である。
ぶつ切りといえばカリブ海に面したのジャマイカ文化圏の小国ベリーズの海岸で沖合にスノーケリングに連れて行ってくれる船を待っていたら、地元の知らないにいちゃんが魚を手にぶら下げてやってきて、木の桟橋に魚を置いて、ナタのような包丁でぶつ切りにした。ぶつ切りというより「輪切り」であった。それをじっと見ていたら別の知らないおじさんがやって来て、「キューバンリブレ」を作ってくれて一緒に飲んだ。要はラムコークですが、そんなおおざっぱなお酒でも、ギラギラの熱帯の砂浜の直射日光の下で飲むとおいしかった。太陽と海と音楽の国であった。道を歩いていると民家の窓から大音量でサルサが聴こえてきて、通りがかりのひとが踊っていた。国境の税関小屋では荷物をチェックするおにいさんがラジカセのレゲエにあわせて踊っていて、荷物には見向きもしなかった。「キューバンリブレ」を何杯飲んだか分からなくなった頃に、2時間遅れくらいで船がやってきた。空と海がぐるんぐるんに回転するなかで、波がきらきらひかる透明な海に飛び込んだら、魚とサンゴがわんさかいて、水の底であおむけになると水面の向こうに太陽が見えた。その瞬間自分は世の中で一番幸せだと思いましたが、同じころ日本はバブル絶頂期で友人たちによると「就職なんか選び放題だったのにどこ行ってたの?」といわれた。
ベリーズ http://namcotravel.jp/user/roki/files/1194697946.jpg
ボワ・ド・ヴァンセンヌというすごいパン屋が近所に出来た。フランスで修行を積んでこられたシェフが、東京で店をされていたのだけれども、南部小麦の産地である岩手県に店ごと移り、昨年末に東京に戻ってこられた。シェフの作るパンはそれはそれは大変なクオリティの高さで、なにを食べても生まれて初めて食べるくらいおいしい。おいしいというか、いままでパンがこんな味がすることを知らなかった。数週間前にここに書いた黒パンもこのお店のものである。なぜここのパンをいろいろ食べているかというと、渡辺トモコがここでバイトを始めたからである。同居人であるゴーストライターはパンを分けてもらうことが出来る。すばらしいバイトだ(ちゃんとお金を払って買って来てくれる)。写真は「キッシュロレーヌ」このページ初めての肉入り。奥は「イギリスパン」、どちらも当然激うま。手前は白ネギ、白ネギの左後ろはジャガイモ+いんげん+イクラ。
そのパン屋。http://www.atto-hp.com/vincennes/recommend.php
きのう書いた陶芸を体験させてくれた陶芸家の作品を購入しました。丸く整えたコケを植えておいてあるものを、コケごと売ってくれた。丸い皿が三つ合体していて美しい。タタミに置くときれいだ。自分の作品である分厚いクレーター型の植木鉢と比べると、なんというか同じ素材から出来たものだとは思えない。わたしのいとしい植木鉢は数週間後に窯に入れられ、ウワグスリにひたしてもう一度焼かれて完成予定。直接土を入れる植木鉢なので、円柱型の壁面下部に水抜きのために横穴があいていて、飲み終わったワインのコルクで栓をするようになっている。なんとなく焼酎の量り売りのようで酒飲みの発想モロ出しですが、まあしょうがない。陶芸体験は深く心に刻まれていて、ことあるごとに思いだしている。
渡辺トモコTシャツ新作はあと3点ありますが、いったんお休み。
トキTシャツ。
昨日は渡辺トモコの古い友人である陶芸家の陶芸教室兼展示即売アトリエにお邪魔して、なんと陶芸を体験させてもらった。ど素人なので何を作るか自分で決めるとは思っていなかったけれども、いきなり「何を作るのですか?」と訊かれた。「陶芸とは」とか「注意事項」とか、まったくなかった。すごいひとである。渡辺トモコは「ソラマメ型の植木鉢」とまっすぐに答え、ゴーストライターは「私も植木鉢」と答えた。早速土こねが始まり、ロクロが置かれ、ごろっとした土の塊は少しずつ少しずつ円筒型になった。土はきめ細かく、ロクロはくるくる回転し、カタチが出来上がっていくのはとても面白かった。しかし生まれて初めての作業できれいな容器を作るのは難しく、でこぼこの月面クレーターのようなものが出来あがった。「植木鉢」にしておいて本当によかったと思った。「ビアマグ」とか、高めのことを言っていたら取り返しのつかないことになっていた。プリミティブアートのようなワイルドな物体を「ビアマグです」と言うのと、「植木鉢」ですと言うのでは罪深さがぜんぜん違うと思った。それでも土をこねて器を作るのは楽しかった。押上駅で降りて10分ほど歩いて隅田川の手前にある工房。興味のある方は紹介しますので連絡ください。すごく面白くて気持ちいい。渡辺トモコはちゃんとソラマメ型の容器を作っていた。
オオサンショウウオのTシャツを見るのは生まれて初めてですが、本物を見たことがある。国土交通省(当時建設省)が全国の危険渓流に砂防ダムを作るために、どの渓流がどのくらい誰にとって危険なのかを調べるリサーチを大手ゼネコンに発注し、その仕事は下請けされ、さらにその下請けの末端調査会社のそのまたバイトとして雇われて、兵庫県の危険渓流を歩いたことがある。民宿に泊まりこみ、レンタカーに分乗して、地図に印をつけた渓流をひとつひとつ登って、大きな岩が転がり落ちそうになっていたり、古い砂防ダムが土砂で満杯になっていたら報告書に書き、下流の民家に人が住んでいるとかそういうことを調べて、危険度ランクを付ける仕事でしたが、ある日渓流のよどみにコケむした「岩」に目が止まった。なぜかその「岩」は生々しくて柔らかそうで、近寄って見ると、いきなりものすごいスピードで動いた。大急ぎで逃げていく「岩」には背びれと尻尾と小さい足があって、まぎれもなく天然記念物のオオサンショウオでした。その渓流以降、なんとか一匹密漁するべく、社員のオサダさんとゴーストライターは一生懸命オオサンショウウオを探し求めたのですが、ついに見つけられることはなかった。
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=2104357
’08春物Tシャツ発売開始です。
「カエル」。
ゴーストライターは普通にシロウトなので思い通りに絵が描けない。つまり、筆談も不可能な相手に「絵文字」コミュニケーションをしないといけないとすると、何が一番描けないと言って、「愛」や「民主主義」のような抽象名詞を別にすると、「カエル」は描けない。すごく難しい。渡辺トモコが難しいのは「ゾウ」とか「ウマ」らしい。「カエル」が描けて「ゾウ」や「ウマ」が描けないのは不思議だ。
これは文京区の中国粥屋さんでもう5年くらい前に食べて以来、渡辺トモコが良く作る料理である。キュウリもトマトも日本ではあまり「炒めもの」にしないのでメニューにあるのを見た時から「ああこれは食べないだろうな」と思っていたのですが、いざ運ばれてきてみると、見た目は交通信号の色で美しく、味も想像を超えるものだった。
中華鍋に油をしき、とき卵を軽く回して一旦皿に出し、キュウリを入れてしんなりするまで炒めたら、次にトマトと砂糖を加える。味がなじんだらしょうゆをいれて、しょうゆを入れたら野菜から水が出るので、素早くからめて出来上がり。
砂糖は小さじ3杯くらい。酒などの余計な調味料はいれないほうがおいしい。油もごま油ではなくサラダ油がおいしいです。
焼きズッキーニ。輪切りにしてフライパンで焼いて、ごまだれで食べたのですがこれはおいしい。焼きナスみたいなものだ。なによりも幾何学的に並んでいるところもいいし、色も質感も大変いい。良く考えると焼き肉屋で野菜プレートを頼んだ時に出てくるカボチャと同じですが、カボチャほど甘くなくてよい。数日前に「晩ごはんはパン」を始めた。米食は朝と昼、夕食はパンである。パンの夕食は軽くて身体に脂肪が残らなさそうで、翌朝目が覚めたらおなかが空いており、焼きズッキーニのようなおかずが良くあう。さらに、パンはビールやワインによく合う。「ごはん」はお酒に合わないのに、パンはそんなことが決してない。晩酌をする人に「パン」はおすすめです。ごはんのように「シメ」に頂くのではなく、いっしょに味わえるので幸せである。
トウフ小松菜そば。味付けは塩と豆板醤。そばの上に刺さっているのは自家栽培パクチー、パクチーのバックに光るのはイサムノグチの床照明、皿はコレイルの激薄皿である。これはとてもおいしかったし、なによりも写真がなまめかしく撮れたので、単なるヤキソバですがみなさんにお見せします。小松菜は渡辺トモコの大好物であり、トウフはゴーストライターの大好物である。将来陶芸にトライする機会があったら、自分専用のトウフ椀を作りたい。トウフ椀とは、水切りのための中敷きが入っていて、盛りつけた豆腐
の水が切れ、余計な醤油も下に落ちるというもので、トウフ好きには必須の品である。一度だけ友人の誕生日に買ってプレゼントしたことがあり、そうしたら中敷きの水抜き穴がちょうどタバコの直径くらいだったので灰皿にちょうどよく、トウフを入れて食べることはついになかったようですが、それ以来一度も売っているのを見かけたことがない。
我が家でモッツァレラ・トマトと呼んでいる食べ物(写真手前)ですが、イタリア料理の前菜で、チーズ+生トマト+乾バジル+オリーブ油である。写真右手前から、エノキ茸レモン、かぼちゃ煮物、ミズナ+豆腐+市販のごまだれ(完成度高)、そして軽めの黒パン。おそらく渡辺トモコが「シェリーに何が合うのか調べるために色々やってみる」ために作った、ちょっとした週末スペシャルメニューである。どれも美味でした。
ゴーストライター的にはモッツァレラチーズが一番シェリーに合った。あとは重めの黒パンとかドライナッツとかを試してみたいですが、食べ物なしで飲んですげえ美味しいお酒です。でも生まれて初めて飲んだ時は「しょうゆのあじがする」と思った。
渡辺トモコがシェリーグラスを買って来て、シェリーを頂きました。ゴーストライターには、シェリーはもっとも最近までなにがおいしいのか分からなかった酒である。ボトルはワインと同じサイズ、形ですが、ふたはコルクではなくてウイスキーや日本酒と同じで残して封しておける「王冠」タイプ。つまり開けた後もすぐに劣化しない。3,000円のボトルをふたりで2日に分けて飲めるので、一晩ひとりあたり750円であり、経済的なお酒だ。
キウイフルーツとにんじんケーキと白パン。このテーブルは渡辺家の部屋のものですが、これを見ているとピクニックには出来ればちゃんとした皿も持って行きたいと思う。東京には公園がたくさんあるけれども、どこもなにか物足りない。贅沢ですが、良い公園の条件とは..
a. こんもり優しいカーブの芝生の斜面がある。
b. 芝生の向こうに背の高い木があって向こうが透けて見えない。
c.背の高い木の上はビルではなく空である。
d. ひとの密度が低く、フリスビーもインラインスケートも禁止ではない。
日本でこれを満たすのは万博公園ですが、光が丘公園も大変素晴らしい(インラインスケート規則はともに未確認)。今月、木場(東京)の公園でご飯を食べる集まりがある。楽しみ。
万博公園:http://www.d1.dion.ne.jp/~tomoo/LOVELOG_IMG/tobiguma-2007-10-13T07:18:41-1.jpg
びびむぱ丼が大変おいしかったので、どうやってつくったのか聞いたところ、渡辺トモコの答えは「即興で作ったからわからない」であった。察するに、小松菜や赤ピーマンをごま油で炒めたものと、ぜんまいと玉ねぎをごま油で炒めたものと、炒り卵を彩り良くごはんに載せたものである。ごま油とコチュジャンの相性はパーフェクトである。画面下部、炒り卵の合間に見えるのは小豆と炊いた玄米である。この玄米はちょっとほかにないくらいおいしくて、こういうぶっかけ系にも断然合う。ロサンゼルスのコリアンレストランで「スンドゥブ豆腐」をよく食べた。絹ごしのようなスンドゥブ用の豆腐を石焼鍋で真っ赤な激辛スープで煮込んだもので、おいしかった。これはキムチと白菜数切れと絹ごし豆腐ともやし・ニラ少々とごま油で自分でも結構おいしく作れます。
まあ、こういうものである。http://image.rakuten.co.jp/kimuchipower/cabinet/souzai/img45947657.jpg
これはおいしかった。写ってないけれども、おいしいフランスパンにぴったり合った。エビ、タコ、ピーマンのマリネである。作り方を渡辺トモコにきいたら、生協のエビ・タコ・マリネセットにピーマンを焼いて和えただけ、といわれた。ときどきそういうのもあり。
多国籍シェアハウスの炊事長だったとき、持っている調味料が異常に偏っていた。塩・こしょう・しょうゆ・みりん・タバスコ・オリーブ油・とうがらし・クミン・ターメリック・ガラムマサラ・ローズマリー・バジル・ナンプラー・マヨネーズと、チューブのカラシ・わさび・生姜があって、砂糖と酢がなかった。砂糖と酢の使い方がわからなかったのである。かならず酒を飲んだので刺激の強い味でさえあればよかったのかもしれない(酒を飲まないメンバーには悪いことをしたかもしれない)。
『大地のサンバ』というオムニバスサンバCDを図書館で借りてきて、ケースを開けてみたらCD全面ににんじんがプリントされていたので陽の当たるタタミに置いて写真を撮った。
とある3セクでは、都内のビルの5階と10階にオフィスがある。あるとき講習会を10階で主催した時に、参加者がみんな5階にやってきてしまって、「ここではありません、10階です」といちいち断らなくてはいけないので、『講習会は10階です』という貼り紙をしたところ、それを見て迷わず10階に行ってくれたのは女性だけで、男性はどんどん5階のオフィスに入って来てしまった。そこであるひとが「そうか!」と思いついて『講習会の受付は10階です』という貼り紙に換えたところ、男性もみなまっすぐ10階に行ってくれた、という話をそこでアルバイトしている渡辺トモコに聞いた。
これは3つも4つも教訓がふくまれるような深みのあるお話ですが、女性は「だから男って融通が利かない」、男性は「受付は5階なんじゃないか?と考える慎重さが女性にはない」と考えそうで、こういう話はやっぱり面白い。ピーマンは渡辺トモコが描いた絵の一部。
パクチーが本格的に収穫できるようになりました。スピードが早い。発芽から3週間である。見た目も匂いも一人前の香菜。タイ料理、ベトナム料理以外にも、野菜炒めや野菜焼きそばや焼きめしにあう(=中華料理のいためものにあう)。インドカレーにもあう。グラカモレソースも作れる。とてもうれしい。
元気な苗があると部屋が明るくなります。元気がいい動物はもっと明るくなる。パンダなんかがそうである。パンダには陰りがなくて明るくて元気だ(→意味のないコメントだ)。
キャベツを食べましょう。
『キャベツはたくさん食べましょう。マーガリンは食べすぎないように』という健康生活ガイドラインが米国で発表された(談・渡辺トモコ)。バンクーバーのスーパーで小さいバケツくらいの容器のマーガリンが、『2個買っても1個の値段』で売っていた。
このキャベツに、オリーブオイルで炒めたにんにく+とうがらしを垂らすとおいしい。
『料理は見た目だ』第2弾は、いちごオンおはぎです。渡辺トモコが「おはぎを作ってみて、普通のおはぎに砂糖がどれだけ大量に入っているか分かった」と言っていた。写真のおはぎは今まで食べたことのあるどんなおはぎよりも甘さが控えめである。はじめて食べたら「おはぎではないんでないか」と疑うくらい、控えめである。しかし聞いてビックリ、1.5カップの小豆に対して、1カップの砂糖が入っているそうである。すごい。コーラ1缶には角砂糖が9個入っていると聞いたことがある。某国のマクドナルドのアップルパイにはリンゴではなくカブの砂糖煮が入っているそうである。最後のはちょっと関係ないけど、われわれは食べているつもりのものと実際に食べているものが乖離してきているので気をつけましょう。
パクチーはついに収穫されてキムチ・パクチー豆腐になった。彩りが素晴らしい。韓国のたべものはなんでこうきれいな色をしているんだろうか。渡辺家育ちのパクチーは生後3週間ながらキムチに負けない芳香を放っていた。
今日はこのメニューに赤ワインを頂きました。雪印プロセスチーズとワインはもうひとつだったが(単体だと美味しい)、キムチ豆腐とワインは大変よく合った。大変意外である。ところでワインに世界で一番合わない食べ物は、「スルメ」である。どなたさまもぜひ一度試してみて欲しい。これはなんというかものすごい高エネルギーのまずさがお口の中にほとばしる。ワインのソムリエのひとが「めんたいこも合わないね」と言っていたけど、これはまだ試したことがない。組み合わせ次第でものすごくまずくなるものはまだまだ他にもありそうである。せんべいとコーヒーとか、歯磨き粉とみかんとか。
キムチパクチー豆腐は、三者のハーモニーは正直もうひとつであったが、キムチ豆腐+赤ワインは素晴らしく、パクチー+豆腐も絶品であった。毎日おいしいごはんが食べられることに感謝感謝。
100%である。ずっしりと重く、とても黒い。ゴーストライターはこれが大好きで、値段は高いですがたまに食べます。デンマーク人の友達が日本で住むようになって、「日本で一番おいしくないのはパン」と言った。日本の食パンは確かに彼らの国とはぜんぜん違うのだとおもう。そのデンマーク人とは同い年で、オーストラリアの相部屋の安宿に住んでいた時に同居人であった。私達がいた町はとても小さく、わたしは働いていたラーメン屋に歩いて通い、彼は大工だったので安宿の住み込みスタッフとして働いていた。持ち金ゼロ状態でその街にたどりついて、日本に帰るお金+インドに寄って帰るお金を作らなければいけなかったので、ものすごい節約をした。ラーメン屋ではラーメンを腹いっぱい食べられたので、食費は一日200円くらいですんだ。安宿には共同キッチンがあって、仲間が集まって大鍋料理を一緒に食べた。私はベーコンキャベツインスタントラーメンを5リットルくらい作り(そのころは獣肉を食べた)そのデンマーク人はタイカレーを作った。ビールは何となく誰かが買ってあった。週一回のペースで飲むコーラはとてもおいしくて最後の一滴まで舐めるように味わった。週一回の糖分摂取だったのでダイエットコーラは絶対買わなかった(お金がもったいなかった)。そういえばこの宿からもヤシの木が見えた。前に1回だけヤシの木の見える家に住んだことがあると書いたけど、2回でした。
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