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2008年2月9日土曜日

さばずし

しめさばと酢飯を巻き簾で巻いて形を整えて、しばらくおいて味をなじませたら、輪切りにして食べる。しめさばがリンゴ酢でしめてあってほんのり甘いので、酢飯は甘みなし。昆布を入れて炊いた白米に酢を混ぜるだけです。おいしかった。食事をおいしい、と感じるとき、それまで理解できなかった味が理解できておいしい、と感じることと、自分が生まれ育った味を食べておいしい、と感じることの2種類がある。ゴーストライターは初めてタイに行ったときにパクチーが食べられませんでした。こんなまずいものがどうして世の中にあるんだろう、と思った。バンコクの寿司屋で握り寿司を食べた時、シャリにほんのりパクチーの味がするような気がした。よっぽど嫌いだったのだと思う。たしか3回目か4回目にタイに行ったときに、あんなに憎んでいたパクチーを「おいしい」と思った。暗くて長いトンネルを抜けたような感じだった。それからというものタイ料理を怒涛のように食べて、もし死刑の前夜に何を食べたいか訊かれたら「タイカレー」と答えようと思うまでになり、新宿中村屋レストランで食べたパクチー入り牡蠣カレーに涙した。中村屋の牡蠣カレー(季節限定メニュー)はすごいのでパクチー好きの方はぜひ食べて下さい。中国粥にパクチーがのっているのもおいしい。グアカモレ・ソースにもパクチーが入っていておいしい。ロサンゼルスのSUBWAYでは、選べる野菜のなかにパクチーがあり、食べるときはいつもベジ・サンドイッチのパクチー特盛りにしてもらった。でもそういうこと(好きでなかったものを一旦好きになると
深くハマること)ではなくて、自分の生まれ育ったご飯を食べておいしいと思うときはなんかこう、違う感じでハッピーです。





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