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2008年2月6日水曜日

つみれ汁

いわしのすり身+しょうがのみじん切り+片栗粉+酒+合わせ味噌をかき混ぜて、スプーンで掬って、沸騰したスープに入れると、ちょうどいい具合に火が通る。スープは、しょうゆ+長ねぎの斜め切り+お湯で、あっさり具合が絶妙で大変おいしい。ゴーストライターが多国籍共同生活
アパートに住んでいた時、食事を作るのはゴーストライターの役目であった。料理が上手だったわけではなく、誰よりも安く作れたからである。
予算は夕食ひとり300円。朝食3人で100円。あわせて一日1,000円である。スーパーには毎日行った。毎日会社が終わると決まったスーパーに行った。多国籍な共同生活者を待たせているので、1分でも早く帰らないといけないから、電車の中で献立を決定し、スーパーで何を買 うか決め入口から売り場をどういうルートで重複なくレジまで歩くかも決めて、寸分たがわずイメトレ通りに買い物を済ませ、部屋に帰ったらすぐ料理をした。近所に激安非生鮮食料品店があって、冷凍チキンが何種類か売っていた。小さなマクラくらいの大きさの冷凍チキンは、ササミやブレストが1,000円くらい、もも肉が600円くらいで、さらにその下に、なんだかわからないけど290円のものがあって、常にそれを買っていた。 ゴーストライターの作る料理には必ずチキンが入っていて、住民は必ずチキンが入っている料理を毎晩食べた。料理のレパートリーは、やきうどん、メキシカンチリ、タイカレー、インドカレー、マカロニグラタン、など必ず一品完結型で、どれもすごく量が多く、どれもすごく辛かった。箸休めになるサイドディッシュはなかったので、住民はカラダが慣れるまでは水を飲んで耐えた。食事のあとに間違って目をこすると、目がはりさけそうにヒリヒリした。でも週にだいたい2,000円払えばメシが保障されるのは何にも代え難く魅力的で、みんな文句も言わず食べた。歴代住民の一人であるトマト好きの吉田さんに「うちはトマトは食べないんですか?」と訊かれたことがあるが、300円の予算ではそんなことをしたら、ぼくらのディナーは「トマト+ごはん」になることを説明して我慢してもらった。



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