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2008年6月8日日曜日

デパ地下物語7.


前回「デパ地下物語6.」では「食べ物の値段と味はまったく関係ない」ことを学びましたが、今日はその続きです。デパ地下には大抵、2ヶ所フルーツ売り場がある。進物用のフルーツ売り場と、自宅に買って帰って食べるフルーツ売り場である。例えば「マスクメロン」は前者で、「バナナ」は後者である。それはまあいいのだけれど、問題は、前者でマスクメロンが4,800円、後者(買って帰って自宅で食べる用の売り場)にも同じようなマスクメロンがあって、1,500円だった場合である。この値段の違いは何かというと、「やっぱり進物用だし、4,800円のは味が違う」→間違いです。「ゴージャスな包装にお金がかかってる」→これも違います。デパ地下では進物用のマスクメロンは「お客様が買いに来たらピカピカの状態で棚に並んでいないといけない」のです。棚にあるうちに賞味期限を迎えて廃棄処分されるメロンが常にある-そんなに毎日いくつも売れるものではないのに、常に棚にはメロンがいくつも並んでいなければいけない-ということです。つまり正解は「捨てる分も値段に入っている」です。でもそれは当然のシステム。デパ地下では、進物にもらったメロンでもちょっと傷んでいた、といえば快く新品と取り換えてくれる。メロンはたくさんあるのである。
画像は今日遊びに行った高尾山の稲荷山ルート終盤。新宿から片道370円で行ける山はなかんかない。



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