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2008年4月15日火曜日

手打ちそば「もみじ」-後編

「もみじ」を切り盛りする朴訥な感じの青年は、丁寧にぼくらのオーダーを聞いてくれた。ぼくらがお酒を頼んだのでまず付き出しのそばスナックを出してくれた。私達にとってそば屋は酒を飲むところであった。「そば焼酎のそば湯割り」を飲み、「卵焼き」と「おつまみてんぷら」と「厚揚げ」を食べ、そして最後に「そば」を頂いた。
朴訥な感じの青年が作った料理はじつにおいしかった。卵焼きは甘口でとろっとおいしく、おつまみてんぷらはカリッと香り高く、そばは太さが不均一で、噛み切れないような弾力のある、手打ちのそばであった。その強固な入りにくさのせいか他に客はおらず、料理もお酒も実においしかったのでこころゆくまで楽しんだのであった。はたして料金はボッタクリどころか大変良心的で、その怪しいビルの家賃の安さを物語るものであった。場所は都電の東池袋4丁目のホーム脇、東京メトロ有楽町線東池袋駅の真上、目印はくすんだオレンジ色の「もみじ」の看板。同じビルの2階より上には本物のスナックがあり、こっちはホンモノっぽいので好奇心でトライしない方がいいかも知れない。 写真は大塚付近の都電停車場。



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