昨日お邪魔したインド人宅ではもちろんチャパティだけではなくカレーを5種類もごちそうになった。ぜんぶベジだから偉いもんである。右上から時計回りにヒヨコ豆カレー、ニンジン+ジャガイモ+グリーンピースのカレー、レンズ豆カレー(2皿連続)、オクラ+タマネギカレー、野菜ピラフ。これを全種類腹いっぱい食べられて、心から幸せであった。彼がいろいろ作るところをほぼ全行程見ていた。誤解を恐れずに言い切ると、一概にタマネギとクミンシード状の挽いていないスパイスを最初に炒め、炒まったらタマネギ以外の野菜をいれてさらに炒め、ガラムマサラやターメリック、唐辛子、コリアンダシード(粉)、カルダモンなどの「挽いてある」スパイスと塩は最後に入れる。この時点でカレーはペーストになっていて、ピラフやサブジのベースになったり、水を足してスープになったりする。
ところで、見たことも聞いたこともないスパイスを彼の家で発見した。アサフェティダといって、彼はレンズ豆カレーに入れた。そうするとレンズ豆カレーはダルスープの味になったので(ダルスープは緑豆で出来ている)、きっとダルスープにはこれが入っているのだろう。どうやっても作れなかったはずである。
しかしアサフェディダは激しく微妙な香りがしたのであった。