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2008年7月22日火曜日

バンクーバー物語5.


カナダではアメリカ合衆国と同じで、サッカーが全然と言っていいほど人気がない。人気があるのはアイスホッケーとフットボール(アメリカンフットボールに似たカナディアンフットボール)である。しかしバンクーバーは移民の街であった。中東系、ラテンヨーロッパ系、そして韓国人のみなさんはワールドカップでここぞとばかり弾けた。コリアンレストランでは毎晩試合の上映会を開き、中東系・南欧系移民の人々の顔を見れば、彼らの国の前日の試合の勝敗が手に取るように分かった。イタリアが優勝した次の日には街の至る所に彼らの国旗が踊った。高層ビルのクレーン技師もイタリア人なのであった。中東系移民の女性にはなぜか散髪屋が多く、なぜかみんな技術的にヘタであった。でもものすごく安かったので、ゴーストライターはアパートの近所のイラン人女性の散髪屋(カット800円)に通い、いろいろ身の上話なんかもして仲良くなった。イラン人女性と仲良くなるなんてひょっとすると人生に一度あるかないかくらいの出来事である。しかし何回か通った後で渡辺トモコに切ってもらったらイラン人女性よりよっぽど上手だったので、それきりイラン人女性の散髪屋にはいかなくなった。



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