このアライグマは大変かわいくて、写真を見ていると自分までだまされそうになるが、実に貪欲なケダモノである。公園を散歩中に遭遇するとキラキラの目で見るので最初はそれはもうとろけそうになるのだが、彼の気に入る食べ物を持っていないと次の瞬間には振り向きもされない。振り向いて欲しいのでナッツとかパンを持っていくのであるが、アライグマは雑食である。雑食であるということは基本的に肉食である。草食で足りない部分を肉食で補うのではなく、肉が手に入らないときに植物を食べるのだと、この動物を見ると理解できる。その愛らしい表情で、差し出したナッツを無視されたときヒトは深く傷付くのであった。
2008年7月14日月曜日
バンクーバー物語2.
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