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2008年1月26日土曜日

いわし

今日我が家に遊びに来てくれたひとの生家は魚屋さんである。子供の頃、食卓では家族それぞれ違う種類の魚が並んだと話してくれた。同じ種類の魚がうまく人数分売れ残らなかったためである。彼女は明るく元気な人でとても話が面白い。物心ついて以来魚を浴びるように食べてきて、食魚の極意を知るであろう彼女に「本当においしいと思う魚はなんですか」と訊いてみたら、答えは「鯛」でも「大トロ」でもなく、「メダイの尻尾の付け根の、先端の部分が好き」であった。シロウトにはできない答えである。大阪育ちのゴーストライターが東京に来て「大阪よりおいしい」と思ったものは「寿司」である。ところで大阪には「海遊館」というすばらしい水族館があって、海遊館の順路の最後には「たかあしがに」の水槽がある。何十匹もの大きな「たかあしがに」がうごめいている姿は衝撃的である。ゴンドウイルカやウミガメやエンゼルフィッシュを見て「おさかなってかわいい。生きてるってすばらしい」というヒューマンな
ワタシも、「かにはおいしい。だから私は食べたい」という本来のワタシにためらいなく戻れてしまう。海遊館を出るとすぐに大きなモールがあり、モールに入って最初のお店はいみじくも「シーフードレストラン」であった。しかし天王寺動物園で一日動物を見た直後に新世界の牛串カツをおなかいっぱい食べに行った私の知り合いの方がはるかにカルマが深い。渡辺トモコの描く作品には魚介類が多い。いわしを描いていたので、写真に撮らせてもらいました。



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