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2008年1月12日土曜日

エルモ

わが家の電灯に吊られている真っ赤なエルモである。昨年11月に引っ越してきたときにすでに吊られていた。腹部をつかんでスイッチをオン・オフするのでかなりの苦痛なはずですが笑顔なのがいい。渡辺トモコも私(ゴーストライター)もこんなのわざわざ買わないし、普段なら取り外して捨てちゃうのですが、ヒモが絶妙に短いせいで未知の円盤に吸われていくような存在感がたまらなく、ずっとそのままになっている。英語勉強しなきゃという気持ちにもなるし、白眼なのもよい。いま我が家のベランダに面した部屋は唯一広い部屋なのに電灯がなく日が暮れるとその部屋は真っ暗になる(本当)。友達が来たりすると、そっちの部屋でご飯を食べるので、エルモ電灯を取り外してそっちに吊るしたりするのですが、どうも不便なので(というかめちゃくちゃ不便)、ひとつ買おうと思って東急ハンズの照明売り場に行ったら「いか」と「さんま」という名の照明があった。「集魚灯」をインテリアとして売っているのである。でもこれが意外によくて、我が家の朴訥なタタミ部屋になじみそうで、値段も
3,000円くらいで安かったので欲しかったのですが、渡辺トモコは「傘つき裸電球」(ハンズはなんでも売っている)に固執し、結局主張は平行線のままその日はなにも買わずに帰りました。部屋の隅に木を置いて、それを照らすだけのスポットライトにしてしまうのもよいのではないかと思っている。



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