大好きな豆カレーのひとつ。ひよこ豆を水は戻して柔らかく煮ておく。厚手の鍋に油をひき、たまねぎを茶色くなるまで炒め、セロリのみじん切り・クミンシード・にんにく・しょうがをあわせて炒める。トマト缶とにんじんを入れ、水を足してスパイス類(ターメリック、チリ、コリアンダーパウダー、ほか)とともに煮る。途中でひよこ豆を加えて、最後に塩・こしょう・ガラムマサラで味をととのえる。トマトの味がしておいしい。日本で自分で作るカレー(これは渡辺トモコが作ったカレー)と、インドで食べるカレーと、日本のインド料理屋で食べるカレーは全部違う。全然違いすぎて、わけがわからない。解けない謎である。インドで食べるカレーはそれはそれはなんというか...「まずい」ものだった。生まれて初めてインドに行って、最初の食事のひとくちめを食べて「あっ」と声を上げるくらいまずかった。お湯ととうがらしの味がした。何回も行って少しずつ慣れてきて時々「まずくない」カレーに出会うようになり、そのうちに「これならおいしい」とたまに思うようになった。気のせいかもしれないけど。だからサモサは息抜きのように食べた。カレーよりずっとおいしかった。そんな国で心の底から「美味」だったのは「バナナ」である。ほかに口にするものが全部攻撃的な味だったのでなんでもないバナナをおいしく感じたのか、黄色くなってから収穫する南国のバナナだったからおいしかったのか、今でも分かりませんが、ものすごくおいしかった。バナナは一房で3円くらいであった。インドに行きたい人は連絡ください。往復チケットが安い時で6~7万円くらい。写真手前からあずき玄米、ひよこ豆カレー、モルツ。
2008年1月10日木曜日
ひよこ豆カレー
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